シリカゲルって何でしょう?
河原でよく目にする白い石がシリカゲルの原料になります。硅石(けいせき、英:silica stone)と言ってガラスや陶芸、半導体の原料でもある身近な素材です。
この硅石(二酸化ケイ素)を他の物質と溶解し化学反応させ、さらに加熱することでシリカゲルができ上がります。
シリカゲルの特徴は?
シリカゲルはガラスの結晶体でできおり、内部に網目状(多孔質)のガラス層があるためそこに水分や臭い成分などを閉じ込める性質があります。これを「物理的吸着」と言い、目に見えないミクロの世界で行われます。
この性質を利用し、食品、電子、精密部品など包装用乾燥剤として幅広く使用されたり、押入タンスの除湿など家庭用品として商品化されております。
物理的吸着構造における除湿・脱臭効果は長期間持続します。
ガラス・地中の石等と同じ成分でなめても口にしても害はありません。また吸い込んでも柔らかい結晶のため、珪肺などの問題もありません。
再生使用できガラスと一緒で劣化しにくい成分です。ガラスは何十年と品質が変わりません。
シリカゲルの成分珪素は地中の約60%含まれていて廃棄しても土に戻ります。